今泉力哉さん(4期生・視覚情報デザイン学科卒業)が、第12回水戸短編映像祭でグランプリを受賞!
ひょろりと細くて、のっぽの猫背。が、トレードマークの4期生視覚情報デザイン学科卒業の今泉力哉さんが、第12回水戸短編映像祭でグランプリを受賞されました!
微温(ぬるま)
2007年 DV 44分
今泉力哉 監督・脚本・編集
二股をかけるダメダメな男と、そのダメ男に惹かれてしまう女たち。若者のリアルな日常を切り取った物語は切なくも可笑しい。ダメ男を撮らせれば右に出るものはいない(?)、今泉監督らしい作品です。
芸工在学中から自主映画制作を始め、現在は東京で映像関係の学校の社員をしながら、映画制作に励む日々。当面の目標は「他人のお金で映画が撮れるようになる」ことで、2008年に制作した「灰とシーツ」はジェネオンからDVD化される予定もあるとか。頼りなげな風貌でありながら、着実にプロとしての道を歩もうとしている今泉監督。今後のさらなる活躍に期待しております!
(2008.12 文責itosati)
プロフィール
1981年福島県生まれ。1999年名古屋市立大学芸術工学部視覚情報デザイン学科入学。在学中より自主映画制作を開始。卒業後、大阪のNSC(吉本興業の芸人学校)に入学。1年間の大阪生活を経て上京。早稲田にあるニューシネマワークショップに入学。古厩智之氏(「ロボコン」「ホームレス中学生」監督)のもと、自主映画制作を再開。上京後、渋谷の映画館・アミューズCQNにて3年間のアルバイト生活を送り、1年に100本は映画館で映画を見るようになる。さまざまなアルバイトを掛け持ちしながらの、風呂なし4畳半生活を経て、現在はENBUゼミナール(映画監督や俳優を目指す人が通う養成学校)に勤務。山下敦弘監督(「リンダリンダリンダ」「天然コケッコー」の自主映画の編集や、萩生田宏治監督(「神童」「コドモのコドモ」)の校内作品の編集などをつとめる。学校を運営するデジタルハリウッド株式会社の正社員をしながら、映画制作を続けている。任意団体コジカケーキフィルムズ代表。
filmography
「ANTENA」2002,64分/監督・脚本・編集(大学卒業制作)
「透明なシャッター」2004,15分/監督・脚本・編集
伊参スタジオ映画祭 招待上映
フィルムラバーズフェスタ 入選
「此の糸」2005,37分/監督・脚本・編集・主演
「そらごと」2005年 10分/監督・脚本・編集・出演
おかしな監督映画祭 特別賞・監督賞
成城大学映画研究部主催映画祭入選
「crisper(クリスペ)」2006,10分/監督・脚本・編集
おかしな監督映画祭 グランプリ
「微温(ぬるま)」2007,44分/監督・脚本・編集
第12回水戸短編映像祭 グランプリ
成城大学映画研究部主催映画祭 グランプリ
「灰とシーツ」2008,10分/監督・脚本・編集
おかしな監督映画祭 映画監督新人協会賞・シネマアートン賞
(ジェネオンからDVD化予定)
「SON OF THE FACTORY」2008,16分/監督・脚本・編集
*脚本から撮影までを24時間で行ったENBU生徒とのコラボ作品