Archive for 6月, 2010
芸工オープントークUstreamアーカイブ
UStreamで中継したアーカイブを公開です。
学生の方から、マイクの音が抜けてしまって聞こえにくかったということをお聞きしていたので、もう一度ゆっくり聞いていただければと思います。ちょっと拾っている音が小さいですが、音声を大きくして聞いてください。
芸工オープントークの写真レポートは、こちらのページで紹介しています。
芸工オープントーク写真レポート – 2010年6月15日開催
卒業生と仕事について語り合う交流イベント、芸工オープントークが6月15日(火)に開催されました。芸工クロストークで紹介された卒業生をはじめ、十数名の卒業生と約130名の在校生に参加いただき、芸術工学部の卒業生と在校生をリアルにつなぐ充実したイベントとなりました。
当日のライブレポート(Ustream)はこちらからご覧いただけます。
芸工オープントークUStreamアーカイブ
第1部 オープントーク参加卒業生の紹介「わたし、こんな仕事してます。」
建築やプロダクト、WEB、福祉、農業などで活躍されている卒業生に、簡単な自己紹介をしていただきました。分野や職種もさまざまで、芸術工学部の幅の広さが感じられました。
第2部 パネルディスカッション「卒業生×卒業生のクロストーク」
在校生の関心度の高い就職活動の話を中心に、先輩方の経験談やアドバイスをうかがいました。それぞれ就職活動の方法は異なりましたが、人のつながりや積極性、人間力といったものがキーワードとして上がりました。
第3部 ブーススタイル/オープントーク「もっと聞きたい! 話したい!」
ブースに分かれて、卒業生と在校生が直接話しをしました。イメージと実際の仕事内容の違いに驚いたり、就職活動や進路の相談などをしたり、和気あいあいとした雰囲気の中で、終了時間が過ぎても歓談が続きました。
当日アンケートに記入いただいた在校生の皆さんには、卒業生のプロフィールシートを配布し(初回特典バインダー付!)、来学できなかった卒業生の仕事も一部紹介させていただきました。
在校生の進路選択や就職活動の参考にしていただくことを目的にしたイベントでしたが、卒業生にとっても、久しぶりに会う級友や先輩後輩との交流の場となり、今後ビジネスやプライベートでの親交を深めるきっかけとなりました。
芸工オープントークは今後も継続的に開催していく予定です。皆さまの声を反映させながら、よりブラッシュアップしていきたいと思いますので、ぜひご要望やご意見をお聞かせくださいますよう、お願いいたします。
そして、参加およびご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
おまけ:準備編
15:00から卒業生だけのミーティングを行っていました。横山先生に、今の大学や学生の現状などを伝えてもらい、パネルディスカッションでなにを論議するべきかなど、意識の共有をしました。
今回の参加メンバーで記念撮影。ご協力ありがとうございました。
参加卒業生(敬略称、順不同)
横田 理恵子(視覚情報デザイン学科2001年度卒業)
ブランドデータバンク株式会社/ゼネラルマネージャー
青木 亮作(大学院博士前期課程2003年度修了)
メーカー(OLYMPUS、SONY)勤務を経て2010年5月独立/プロダクトデザイナー
大山 圭史(生活環境デザイン学科2001年度卒業)
株式会社ワーク・キューブおよび有限会社studio point/空間設計・デザイン
萬田 浩太郎 (生活環境デザイン学科2003年度卒業)
株式会社ワーク・キューブ/空間設計・デザイン
島 麻絵(視覚情報デザイン学科2001年度卒業)
社会福祉法人たんぽぽの家
河瀬 智文(生活環境デザイン学科2005年度卒業)
株式会社マキタ/プロダクトデザイナー
遠藤 頌太(視覚情報デザイン学科2006年度卒業、大学院博士前期課程2008年度修了)
農業ベンチャー 株式会社M-easy/企画・営業・商品開発・広報等
白川 勝悟(生活環境デザイン学科2007年度卒業)
株式会社コボ/プロダクトデザイナー
久冨 伸彦(生活環境デザイン学科2006年度卒業)
チームラボ株式会社/WEBデザイナー
元山 和之(視覚情報デザイン学科2007年度卒業)
有限会社パワーソース/デザイナー、システムエンジニア
竹内 優(視覚情報デザイン学科2007年度卒業)
株式会社バッファロー/企画
犬飼 裕美(生活環境デザイン学科2007年度卒業)
ソニー株式会社/プロダクトデザイナー
参加コーディネータ
立石 直敬(視覚情報デザイン学科2006年度卒業、大学院博士前期課程2008年度修了)
鈴木 多恵(視覚情報デザイン学科2004年度卒業)
加藤 沙奈(生活環境デザイン学科2007年度卒業)
ほか有志の卒業生の皆さま
Vol7. 2010年6月 久冨 伸彦さん 芸術工学部8期生
Webデザイナー
チームラボ 株式会社久冨伸彦
8期生 生活環境デザイン学科 平成18年度卒業
瀬口哲夫 研究室
―どのようなお仕事をされていらっしゃるんですか?
主にWebのデザインとHTMLのコーディングをしていますが、企画の段階から入ることもあり、基本的にやりたいと言えば何でもやらせてもらえますね。
検索サイトやコーポレートサイトを作ったりしていて、Webを作るときは企業の方からいろんな要望を聞いて、それにこちらから提案をしながら話を詰めていって最終的にモノに落とし込んでいきます。最近だとTwitterを使った企画の相談がありました。
プロジェクトごとにチームのメンバーを総入れ替えするので、デザイン職以外の席はそんなに固定されていなくて、毎回移動します。なので、いろんな人と一緒に仕事ができて面白いですね。
Web制作の他、依頼される仕事とは別に映像などのアート作品を作ったり、時計や机を作ったり。
めちゃくちゃ自由な発想でモノを制作できる会社だと思います。
―自由な環境で仕事をされているのですね。
どのような学生生活を送られていたのですか?
今はWebデザインをやってますけど、学生のときは建築を専攻していました。
でも大学2年くらいのとき、このまま建築に行って良いのかなって
漠然と不安になって、そこで建築を一回やめたんですね。
直感で、別の分野に行った方が絶対後悔しない気がして。
当時は今よりも違う専攻の課題が取りやすかったので、
映像とかさまざまなことをやりつつ模索していました。
また、昔から写真が趣味で、
いろんな人の写真サイトを見て自分でも作ってみたり。
日常的に学校でも友達とかを撮っていました。
他にはフットサルをしていました。
夕方から夜までやって、終わるとみんなで飲みに行って。
それで朝起きられなくて、授業にあまり出られず、
卒業制作着手の必要単位がギリギリでした(笑)。
フットサルで先輩後輩のつながりは強かったですね。
あと建築専攻は先輩の模型作りを手伝ったり、
逆に自分の時は後輩に手伝ってもらったりしていて、
そういうつながりで、今でも連絡を取ったり遊んだりする人が結構いて。
今考えるとよかったなと思います。
―学校でのつながりっていいですね。
では就職活動の話を聞かせてもらえますか?
やりたいことが無い学生だったので、デザイン以外の仕事も考えましたが、でもそれは絶対俺は楽しくないと思い、業種は絞らずにデザイナー職を受けました。
でも、いろんな面接や説明会に行ってもどこも全然グッとこないなと。そんなときに今の会社の説明会に来て、なんか面白いと思ったんです。まず面接をしてくれた人たちに圧倒されました。脳をフル回転しないと受け答えできない状況になったのが久々で、面接が終わった後は爽快でした。あと年齢がそんなに離れてない女性が創業者で、それもすごいと思い、面接2回目でここにしようって。最終面接後すぐに、他の面接中の会社に電話して、まだ内定も出てないのに「もう決まった」って言ってました(笑)。それくらいチームラボに来たかったんです。
だけど、Webデザイナーを希望してるのにHTMLの知識やスキルがなくて、
結局チームラボは最終面接で落ちたんです。
でも、結果のメールに、スキルアップしたら採用しますって雰囲気のコメントがあったので
それにすがろうと、「がんばります」って返信しました。
課題を出されて独学でWeb言語を学び、できた課題を提出、
結果を待っていたら次の課題を出される。それを数回繰り返しました。
4年の時は忙しくて、その課題と卒業研究の他に、単位の関係で授業にも出ていて。
年が明けた頃はさすがに卒業制作が間に合わないので、
1度提出を待ってもらって、卒業制作に集中し、その後課題を出しました。
それが2月末で、実はまだ就職も卒業も決まってなかったんです(笑)。
卒業旅行から帰ってきたら結果のメールが届いていて、採用ってあって、よっしゃーっって(笑)。
―課題を出し続けた努力が実ったんですね。
これからどのようなことをやりたいと考られていますか?
いいものを作って世界を良くしたいというのが根本にあって、Webだけにこだわるつもりはないです。
でもチームラボに来て4年目で、Webでまだまだ勉強することがあるし、
面白いものを作れる可能性を感じています。
現実世界とWebの連携をやってみたいですね。
前に携帯やWebからのアクションで、表参道の照明の色や動きが変わる
「表参道アカリウム」というライティングイベントがあって。
そういったWebだけにとどまらないものを面白いなぁと昔から思っています。
一つのサービスができるだけで、大分世界が変わると思うんです。
例えば不動産がもっと簡単に探せる方法ができて、引越しがすごい便利になるかも知れない。
いろんな可能性があると思うから、今までに無い仕組みを作っていけたらなと思います。
―やりがいがある目標ですね。
デザイン情報だと、都市環境の就職について分からないのですが、
建築系での進路は決まっているのですか?
決まったルートとかはなくてその人次第。このままだとマズイって、早く気づけた人は、インターンに行ったりどこかのデザイン事務所でバイトしたりしていました。そうやっていろんなところを経験した上で自分の道を決めるような人はいいけど、中にはあるときにピタッと止まって迷う人もいる。だから、自分でいろんな事をやりつつ見つけなきゃいけない。
自分の場合は今はWebをやってるけど、建築の課題で培った考え方とかって、建築から外れても全然生きると思っています。思考のプロセスって、基本的に一緒だから。プレゼンは限られた時間内に簡潔に伝えるのがすごい大事で、それは分野が違っても同じ。そういうのはやってる当時は分からなくても後々気づくと思います。
―それでは久冨さんにとって芸術工学とは?
僕もデザインを狭い視野で考えていたときがありました。でも、いろんな先生の授業やレポートで見た目だけではなく、いろんな仕組みやシステムもデザインだって、すごい幅の広いものだと思えるようになりましたね。
働き始めてからは、映像の見せ方もサービスの仕組みを
議論をしてるときもデザインかもしれないって思っています。
芸術工学やデザインは世の中をよくする手段の一つで、
いろんな切り口で自由に考えられる可能性を持っていると思います。
芸術工学で学んだことって結構今でも生かせていて、学ぶことで考える力も身に付き、
いろんな事に気付けるタイミングが増えるので、世の中よくする一つの近道のような気もしていますね。
―インタビューの感想―
とても自由度の高い職場で様々なことに取り組めるのだなと感じました。
アプローチは何でもいいから、とにかくいいものを作りたいという姿勢に共感しました。















